ダリ(サルバドール・ダリ/Salvador Daliの代表作品・経歴・解説

サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)
1904年5月11日生 - 1989年1月23日没
スペイン / シュルレアリスム
  • 奇抜で繊細、無意識の世界を描き出した画家、ダリ
  • 考え:スペインで生まれ、美術アカデミーにて細密描写を学び、その後印象派やキュビスムに興味を持ちつつも、ミロを 通じてシュルレアリストたちと接触したことで、自身の道をシュルレアリスムに見出しました。シュルレアリスト達は大きく分けて2通りあ り、フロイトや形而上絵画の画家キリコの影響を受けた夢の中を 描く画家達と、インクの染みや自動筆記のような無作為・偶然性で表現する画家達がいました。ダリは前者の代表的画家です、フロイトの 「夢診断」に心酔し、「偏執狂的批判的方法」と称する手法を確立。複数のモチーフが重なり合う像、騙し絵的なイメージを用いて、意識 下の非現実的な世界を描き続けました。
  • 自意識:自らを「天才」と称していたダリ。作品だけではなく、数々の奇行やセンセーショナルな発言で世間からの注目 は非常に高く、同時代の画家から反感を買っていたといわれています。しかし実際はいたって常識人だったようで、自身を「アート」とし て演出していたとも考えられています。
  • ミューズ:ダリの愛妻ガラ(ガラ・エリュアール・ダリ)。彼のインスピレーションの源であり、ダリの芸術を語る上で 重要な人物です。「ガラ以外は、全て敵である。」「私の全ての絵画はガラの血で描かれた。」と言葉を残しており、絵の中にもたびたび 登場します。
  • 代表作品・作品解説
  • 【記憶の固執】

    ダリの代表作のひとつで別名「やわらかい時計」ともいいます。溶けていくカ マンベールチーズから着想を得たと画家自身が語っています。この作品においてチーズは4つの時計に姿を変え、固い岩肌と海辺のある広い 空間の中に淡々と存在しています。中央の時計の下にあるものは「弱いもの」を象徴している怪物と言われ、手前の懐中時計に集っている アリは「死」のイメージとして描かれているようです。この作品の解釈については諸説あり、アインシュタインの相対性理論をヒントにし たという話もあります(これは画家自身が否定しているようです)。個人的には、「時間(時計)」をぐにゃりとさせたり、死や弱さのイ メージと結びつけていることで、時間そのものの定義を曖昧で不安定なものにしているように思えます。

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