ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)の代表作品・経歴・解説

ジョルジョ・デ・キリコ(Giorgio de Chirico)
1888年7月10日生 - 1978年11月20日没
イタリア / 形而上絵画派
  • 形のないもの、心の奥深くに潜むものを描いた画家、キリコ
  • 作風:キリコの作品は「形而上絵画」と呼ばれます。形而上とは「形のないもの、超自然的な もの」という意味であり、すなわち、目に見えるものや形のあるものを描くのではなく、その奥に潜む何か―神 秘や深層的なもの―を表現しようとしました。
  • 特徴:画面上でずれた遠近法の焦点、小さく描かれた人物、時刻と合っていない不自然に伸び る影、異質なオブジェによって構成された神話の物語などが作品の特徴として挙げられます。はまるで白昼夢の ような作品から、静謐、郷愁、謎、幻惑、困惑、不安などが感じとれます。また、事物を奇妙な組み合わせで描 く「デペイズマン」という手法を用いており、これはシュルレアリスムの画家、ルネ・マグリットやマックス・ エルンスト、ダリらにも多大な影響を与えたとされています。
  • 代表作品・作品解説
  • 【通りの神秘と憂愁】

    どこまでも続く建物、焦点の定まらない遠近 法、長く引き伸ばされた影、そんな空間にひとり描かれた少女と、建物からはもうひとりの人物を思わせる影の 姿。どこかの街の景色にありそうなモチーフたちも、キリコによって再構成されると、そこは現実と幻想の狭間 のようでもあり、あるいは、心象的な風景にも感じ取ることができ、鑑賞者の心に潜む不安定な感情に訴えかけ る風景となります。
  • 【ヘクトールとアンドロマケー】

    定規のようなものなどが集積され た、顔のない2体のマネキンのような擬人像は、ホメロスによる叙事詩「イリアス」に登場する、王ヘクトールと 王妃アンドロマケー。戦場へ出兵する夫と奥さんの別れの様子を描いているとのことです。物語を知らずとも、 不思議な緊張感と、圧倒的な存在感を放つ作品です。

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