ゴヤ(Goya)の代表作品・経歴・解説

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カルロス4世の家族

(1800-01年) 油彩・カンヴァス 280×336cm プラド美術館/マドリード

フランシスコ・デ・ゴヤ(Francisco de Goya)
1746年3月30日生 - 1828年4月16日没
スペイン / (ロココ美術)・ロマン主義
  • 人間の心の闇を観察した画家、ゴヤ
  • 位置づけ:戦争や革命の多難な時代に活躍したゴヤは、そんな激動の時代を反映するかのような「宮廷画家」の側面の作品と「社会批判」を描いた作品で有名です。
  • 作風:徹底した観察眼によって人間の内面性を描いた人物画や風俗画を多く残しています。出世欲の強かったゴヤは宮廷画家の地位まで昇りつめますが、その観察眼で描かれた人物はロココ的な優美で理想化されず、人物の内面性を強く感じさせるような描写と圧倒的な存在感が特徴です。
    また、その冷静な観察眼は社会や自分自身へも向けられ、社会批判的な版画や、歴史画、そして「黒い絵」と呼ばれる連作が生まれました。
  • 代表作品・作品解説
  • 【カルロス4世の家族】

    国王カルロス4世の主席宮廷画家に任命されたゴヤの初仕事の作品。冷徹なまでの人物の内面描写が見てとれます。また、本来中央に配置するべきカルロス4世はやや右寄りに描かれ、代わりに当時のスペイン宮廷を仕切ってい王妃マリア・ルイサが中央に配されています。また、王と王妃の間にいる子供は表向きは2人の子供となっていますが、マリアの不倫相手との子供といわれています。これは、不倫の象徴色である赤い服を着ているためです。描かれている人物は皆威厳も覇気もなく、不穏な人間関係を見事に再現した一枚です。ちなみにベラスケスの「女官たち」という作品と同じ手法で、左端に描き手であるゴヤ自身の姿も描かれています。
  • ゴヤの画集、関連書籍、グッズ紹介
  • ゴヤ (ニューベーシック) (ニューベーシック・アート・シリーズ)

    ゴヤ (ニューベーシック・アート・シリーズ)

    芸術における伝統的な美の概念に疑問を投げかけ、新しい基準を打ち立てるとともに、人間の暗い恐怖と野蛮な衝動を描き、人間のイメージを拡大したスペインの画家、フランシスコ・ゴヤの作品と生涯を鑑賞する。 (「MARC」データベースより) by Amazon

  • ゴヤ (岩波 世界の美術)

    ゴヤ (岩波 世界の美術)

    富と貧困,繊細な美と恐怖,宮廷での立身出世と痛烈な社会風刺.激動の時代を生きたスペインの首席宮廷画家ゴヤは,王室の輝かしい肖像画とともに,つぎつぎと心に浮かぶ独創的なイメージを描き続けた.矛盾に満ち謎の多いゴヤの全画業を当時の政治・経済・社会問題の中に位置づけ,各国への影響を跡付け,その実像にせまる. by Amazon

  • ゴヤ ロス・カプリチョス―寓意に満ちた幻想版画の世界 国立西洋美術館所蔵 (Art&Words)

    ゴヤ ロス・カプリチョス―寓意に満ちた幻想版画の世界 国立西洋美術館所蔵

    美しくも怪異なキャラクターが描かれた、ゴヤの版画と自筆の注釈書、作品解説を収録した版画集。エロスとユーモアに満ち溢れたその諷刺画の裡にこめられた鋭い近代的批評精神が今、200年の時を超え警鐘を鳴らす。 (「MARC」データベースより) by Amazon

  • ゴヤ  1 スペイン・光と影 (集英社文庫)

    ゴヤ1 スペイン・光と影

    天才画家の人生を通じ、18世紀スペインに誘う 1743年ゴヤ誕生より、スペイン宮廷画家として頂点を極める40歳まで、彼の描いた作品と共に生涯をたどる。堀田善衞の並々ならぬ情熱と、徹底した踏査による長編評伝・第1巻。(解説/高橋源一郎) by Amazon

  • 宮廷画家ゴヤは見た [DVD]

    宮廷画家ゴヤは見た [DVD]

    【DVD】『アマデウス』の名匠、ミロス・フォアマン監督がハビエル・バルデム、ナタリー・ポートマン共演で描いた歴史ドラマ。18世紀末のスペインを舞台に、宮廷画家・ゴヤが描いた2枚の肖像画に込められた神父と少女のスキャンダラスな愛の行方を綴る。(「キネマ旬報社」データベースより) by Amazon

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