ラ・トゥール (ジョルジュ・ド・ラ・トゥール,La Tour)の代表作品・経歴・解説

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マグダラのマリア

(1640-44年頃) 油彩・カンヴァス 128×94cm ルーブル美術館/パリ

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール(Georges de La Tour)
1593年3月19日生 - 1652年1月30日没
フランス / バロック・古典主義
  • 闇を照らす「夜の画家」ラ・トゥール
  • 作風:バロックのような深い明暗対比、古典主義的な静謐で調和した画面構成で、夜の情景を描いたことで有名なラ・トゥール。バロック特有の激しい人体表現による感情描写はないものの、静かにゆれる蝋燭の光やそれが作り出す影などによって繊細な心の動きを表現し深い詩情性や宗教性を帯びています。徹底した現実描写も特徴で、特に老人を描いた作品ではその描写力が遺憾なく発揮されています
  • 再評価:ラ・トゥールは生前から国王つきの画家として高い評価を受けていましたが、死後200年は完全に忘れ去られた名前となっていました。20世紀初頭ある美術史家によって再発見されると一気に名声が高まりますが、詳細な生い立ちは不明な部分も多く、現存作品も40点余りしか確認されていません。
  • 代表作品・作品解説
  • 【マグダラのマリア】

    マグダラのマリアは聖書に登場する女性で、キリストによって悪霊を祓ってもらったことを機に信徒となりイエスの死と復活を見届ける証人となる重要な人物です。また、聖書に出てくる「罪深い女」と同一視されて描かれることが多く、アトリビュートとしては香油壷や、生の儚さを象徴する髑髏が挙げられます。ラ・トゥールはマグダラのマリアを構図や持物を少しずつ変えながら様々に描いており、本差に置いてもじっと炎を見て悔い改めるマリアの姿が机の上に置かれた聖書や、自分を打つための鞭とともに描かれています。

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