レンブラント(Rembrandt)の代表作品・経歴・解説

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夜警 (バニング・コック隊長率いる火縄銃組合の人々)

(1642年)油彩・カンヴァス 363×438cm アムステルダム国立美術館

レンブラント・ハルメンス・ファン・レイン(Rembrandt Harmensz. van Rijn)
1606年7月15日生 - 1669年10月4日没
オランダ / バロック美術
  • 光と影の魔術師、レンブラント
  • 位置づけ:17世紀を代表する巨匠レンブラントは、その巧みな光の捉え方から「光の魔術師」 「塊の画家(光によって"塊"を表現したため)」などとも呼ばれています
  • 生活:若くして肖像画家として成功し、名声を欲しいままにする一方、私生活ではたび重なる 不幸と浪費癖による財政的苦難にあえぎ自己破産するまでに到ります
  • 自画像の画家:栄光と挫折の中にいた画家がモチーフとして頻繁に選んだのは「自分」であり 、彼ほど自画像を多く描いた画家はいないと言われています。人間の深い精神性に迫る自画像は圧巻です。
  • 代表作品・作品解説
  • 【夜警】

    バロック期特有のスポットライトが当たったかのようなラ イティングによって主要人物を際立たせ、堅く収まりやすい集団肖像画に動きや物語性を取り入れたことがこの 作品のポイント。またコック隊長が差し出している手は「短縮法」を用いて極端に短く描かれており、これによ り画面にさらなる奥行き感を与えています。中央左よりの女性は隊のマスコットガール的人物で腰に下げている 鶏の爪は火縄銃組合の象徴。
    元々は昼の場面が描かれていましたが、ニスが変色して画面全体が黒く暗くなってしまったため、18世紀以降「 夜警」と呼ばれるようになりました
  • 【テュルプ博士の解剖学講義】

    バレンブラントが制作した初めての 集団肖像画で、表情豊かに描き分けた外科医らの描写、ストーリー性を持たせた構図等が好評となり画家の名声 を確実なものとした出世作。画中の中の7人の外科医の名前は博士の左奥の男性が持つ紙に書かれています
  • 【ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)】

    印象派の巨匠ゴッホは「この 絵の前に2週間座っていられるなら自分の人生の10年間もくれてやる」と評すほど惚れこんでいたそう。晩年の特 徴である印象派を思わせるようなざっくりとした大胆な筆遣いによって画面に動きが加わり、深い明暗対比と抑 えられた色彩によって深い詩情性を持った画面からは、2人の話し声や息遣いが聞こえてきそう。
    長らく、ユダヤ人の父と嫁いでいく娘を描いたものみなされ「ユダヤの花嫁」と呼ばれていましたが、現在では 旧約聖書のイサクとリベカを描いた宗教画と考えられています
  • 【自画像(1658年)】

    52歳であったレンブラントが、財政苦のために 自宅を売却し自己破産申請するなどの混乱期に描かれた自画像。しかし「彼の自画像の中で、最も穏やかで最も 壮大な作品」とも評されています
  • 【銀貨30枚を返すユダ】

    ユダがキリストを30枚の銀貨で裏切ったこ とを改悛している場面を描いたこの作品では、銀貨にスポットライトを当てることで、ユダの感情表現と場面の 詩情性を高めています
  • 【ホメロスの胸像を見つめる アリストテレス】

    光の中にホメロスとアリストテレスを配し、背景を暗闇に沈めることで、深い精神性や瞑 想的な心の動きを描き出しています

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    テュルプ博士の解剖学講義
    (1632年)

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    ユダヤの花嫁(イサクとリベカ)
    (1665年頃)

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    自画像
    (1658年)

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    銀貨30枚を返すユダ
    (1629年)

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    瞑想する哲学者
    (1632年)

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    ホメロスの胸像を見つめる
    アリストテレス (1653年)


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