ミレイ(ジョン・エヴァレット・ミレイ,Millais)の代表作品・経歴・解説

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オフィーリア

(1851年) 油彩・カンヴァス 76×111cm テート・ブリテン/ロンドン

ジョン・エヴァレット・ミレイ(John Everett Millais)
1829年6月8日生 - 1896年8月13日没
イギリス / ラファエル前派
  • オフィーリアの画家、ミレイ
  • 生涯:ラファエル前派の創始者であり、ヴィクトリア調の芸術を代表する画家、ジョンエヴァレット・ミレイは幼い頃から高い技術力を持ち、神童と呼ばれていました。史上最年少の11歳で、難関の王立アカデミー美術学校に入学し、16歳で王立アカデミー展初出品を果たします。しかし、アカデミーの規範的で保守的な考えに不満を持ちはじめたミレイは、19歳の時に友人ら7人で「ラファエル前派」を結成します
  • 与えた影響:詩的な作品は、象徴主義の画家や世紀末美術にに多大な影響を与えました。
  • 代表作品・作品解説
  • 【オフィーリア】

    ミレイの代表作であるとともに、ヴィクトリア朝芸術の代表作ともいえる本作。多くの画家が同題材の絵画を残していますが、ミレーのこの絵は、物語中の描写を忠実に表現している事で知られています。シェイクスピアの戯曲「ハムレット」に登場するオフィーリアは、狂気にとりつかれ花を摘んでいる最中に川に落ちて死んでしまう女性で、死と生の狭間を行き来する様な朦朧とした表情が観る者を引き込みます。また、色とりどりの花や草木すべてを細密に生き生きと描き込むことで画面にさらなるリアリティーが加わっています
  • 【両親の家のキリスト(大工の仕事場)】

    ラファエル前派を結成してから1~2年後の作品。古典的で理想的な様式を否定して現実的なキリストの姿を描いた本作は、緻密な描写で臨場感溢れるものの、保守的な人物から反感を買い酷評されました
  • 【ブラック・ブランズウィッカー】

    出兵前の恋人との別れのシーンを描いたもの。足元の犬は男性への貞節を表しています。ドアを押さえ「行かないで」と言っている女性の様子が感傷的な気持ちを演出しています
  • 【バーナム峡谷】

    初期の頃は「物語」を全面に押し出していましたが、晩年になると詩情性や寓意性が一層深まる作風を模索します。ラファエル前派という反アカデミック的な美術革新の考えと、古典回帰の考えとが融合されたミレイのスタイルができあがりました
  • ミレイは大衆に愛される作品を、と、わかりやすくてかわいらしい子供の絵を多く描きました。それはファンシーピクチャ(空想的な絵)と呼ばれ、複製画となって大人気になったのです
作品 Pick Up
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両親の家のキリスト(大工の仕事場)
(1849-50年)

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ブラック・ブランズウィッカー 
(1860年)

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海からの便り

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バーナム峡谷
(1890-91年

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熟したさくらんぼ
(1879年)

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シャボン玉
(1836年)

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最初の説教
(1862-63年)

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盲目の少女
(1854-56年)

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北西航路
(1878年)


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