竹久夢二(たけひさ ゆめじ)の代表作品・経歴・解説

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黒船屋

(1919年) 絹本着色 130×50.6cm 竹久夢二伊香保記念館

竹久夢二(Yumeji Takehisa)
1884年9月16日生 - 1934年9月1日没
日本 / 日本画・洋画・デザイン
  • 「夢二式美人」を作り出した大正浪漫を代表する画家
  • 生涯と経歴: 岡山県で生まれ17歳で上京。独学で絵を学び、1905年に平民社機関誌「直言」に「白衣の骸骨と女」 が掲載され画家として活躍を始めます。1909年に刊行された「夢二画集-春の巻」が大ヒットし、1914年には最初の妻たまきが日本橋呉服町に開いた「港屋」にて、夢二デザインの版画やカード、絵本などが売られ、こちらも繁盛したといわれています。画業後期にはドイツ・チェコ・オーストリア・フランス・スイス、台湾など旅してまわり、49歳長野県で死亡。恋多き作家としても有名です。
  • 影響と作風: 数多くの美人画を残しており、その抒情的な作品は「夢二式美人」と呼ばれ、「大正の浮世絵師」などと呼ばれることもあります。モダニズムが成立し、大衆文化が繁栄を始めた時代において、彼は社会主義思想やエキゾティシズ(南蛮趣味)、さらには西欧美術からはアール・ヌーヴォー、ピアズリーやロートレックらの世紀末象徴主義的な作品に影響を受けていると考えられています。木版画や日本画(軸物や屏風仕立てで遺る)をはじめとし、油彩による人物・風景画も残し、文筆の分野でも、詩、歌謡、童話も創作しています。加えて、パッケージやポスターデザインも手がけており、日本の近代グラフィック・デザインの草分け的存在のひとりともいえるでしょう。
  • 代表作品・作品解説
  • 【黒船屋】

    夢二の最も有名な作品である本作に描かれている女性のモデルは、当時夢二が恋慕っていた彦乃といわれています。彼女は肺結核で倒れ、彦乃の父親に連れ戻されて引き離されて順天堂病院へ入院し、そのまま他界しているのですが、「黒船屋」が完成したのはちょうどこの時期といわれています。黒猫は男性の象徴(夢二自身)であり、それをしっかりと女性が抱きかかえています。
作品 Pick Up
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七夕
(1926年)

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長崎十二景・眼鏡橋
(1920年)

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女十題・舞姫
(1921年)

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白夜
(1922年)

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化粧の秋
(1924年)


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