マザッチョ(マサッチオ,Masaccio)の代表作品・経歴・解説

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貢の銭

(1427-28年) フレスコ 255×598cm

マザッチョ(Masaccio)
1401年12月21日生 - 1428年没
イタリア / ルネサンス
  • ルネサンス美術の創始者、マザッチョ
  • 理論:建築家フィリッポ・ブルネレスキ、彫刻家ドナテッロの理論を絵画に取り入れる
  • ルネサンス美術の創始者:マザッチョの一番の革新は絵画の中に現実感と人間性をもたらしたことです。すなわち遠近法による現実的な奥行き感の表現を本格的に使用したこと、人物を立体的にとらること、また人間の自然の表情を描くことなど。「人の再生」であるルネサンス美術の創始者とも言われます
  • 与えた影響:マザッチョは27歳という若さで夭折しますが、フィリッポ・リッピやフラアンジェリコ、さらに盛期ルネサンスの画家にまでも多大な影響を与えました
  • 【貢の銭】

    遠近法を用いて描かれた背景、人物や衣のやわらかな動きがルネサンスの始まりを感じさせる作品。3つの時間軸が同時に描かれています:①中央部では税を求る収税人とキリスト一行②画面左は湖のほとりで魚の口から銀貨を取り出すペテロ。③画面右では収税人に税を払うペテロ
  • 【楽園追放】

    もともと西洋絵画は、字を読めない庶民に聖書の内容を伝えるための補助的な挿絵でした。そのため内容をわかりやすく簡潔に・そして神の威厳が伝わるようにと、平面的で装飾的(=非現実性)な様式が発達しました。しかし、マザッチョは絵画の中にもっと写実性を加えようと考えました。「楽園追放」では原罪を犯したアダムとイヴが現実の人間のように立体感を帯び、豊かな表情を作っており、観る者の感情を揺さぶります
  • 【聖3位一体】

    絵画に本格的な遠近法を用いた史上初めての作品(ゴシック様式のジョットも遠近法を使っていましたが、理論として成立していません)。併せて、キリストの肉体も生生しく描き、絵画に「リアリティー」をもたらす要素が入っており、写実画の始まりを感じることが出来ます。今となっては当たり前の遠近法ですが、当時は大変画期的な発見だったんですね
作品 Pick Up
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Masaccio1.jpg

楽園追放
(1427年)


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聖3位一体
(1427-28年)



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