バーン・ジョーンズ(エドワード・バーン=ジョーンズ,Burne-Jones)の代表作品・経歴・解説

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黄金の階段

(1876-80年) 油彩・カンヴァス 269.2×116.8cm テートブリテン/ロンドン

エドワード・バーン=ジョーンズ(Sir Edward Coley Burne-Jones)
1833年8月28日生 - 1898年6月17日没
イギリス / ラファエル前派周辺
  • ラファエル前派をイギリス画壇の主流に押し上げた、幻想と装飾の画家
  • 経歴・生涯:聖職者を目指してオックスフォード大学に進学したバーン・ジョーンズは、そこで生涯の友となるウィリアム・モリスと出会い、彼の影響で美術家、デザイナーとなることを決意します。絵画や彫刻、家具、金属細工などの美術職人たちの集団「モリス商会(モリス・マーシャル・フォークナー商会)」に参加し、装飾デザイナーとしてモリスの活動を支えつつ、自身の絵画制作も進めていきます。装飾芸術家として安定な収入を得つつ、1877年、に「欺かれるマーリン」を含む、8点の油彩画を展示すると、彼は新しい耽美主義の先駆者およびスターとして取り上げられることになります。
     死後、美術運動の回転が加速する中でバーン=ジョーンズは時代遅れな作品とみなされていましたが、20世紀後半に作品の再評価がなされるようになり、再び称賛を得ることとなります。彼の作品はイギリス絵画に多大な影響を及ぼしただけでなく、世紀末象徴主義へと展開されていきました。
  • 作風:幻想的な画風の師ロセッティにその才能を見いだされたバーン・ジョーンズの作品は、ギリシャ神話や中世文学に主題を見出しているものが多く、優美で幻想的、そしてゴシック教会のステンドグラスを思わせる繊細な装飾的画面が特徴です。
  • 代表作品・作品解説
  • 【黄金の階段】

    階段上にヴァイオリンやタンバリンなどの楽器を持った女性たちが降りてきている様子が描かれた本作は、音楽的な調和をテーマに、音階を文字通り音の階段に置き換えています。ミレイら他のラファエル前派の画家と比べ、女性たちの姿が人形のようであり、生き生きと写実的に描かれてはいませんが、連続的な人物の動きが強調され、画面を分割する階段の曲線と相まり、音楽的な動きが感じられます。
作品 Pick Up
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『眠り姫』-連作「いばら姫」
(1872-74年)

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欺かれるマーリン
(1874年)

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『果たされた運命-大海蛇を退治するペルセウス』-連作「ペルセウス」
(1872年)

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コフェチュア王と乞食娘
(1884年)

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ドラゴンのもとへいく王女サブラ
(1866年)

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受胎告知
(1879年)

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『メドゥーサの死 Ⅱ』-連作「ペルセウス」
(1882年)

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廃墟の中の恋


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