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クレー(パウル・クレー,Paul Klee)の代表作品・経歴・解説

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セネシオ

(1922年) 油彩・カンヴァス(ガーゼ)  40.5 x 38cm バーゼル美術館/スイス

パウル・クレー(Paul Klee)
1879年12月18日生 - 1940年6月29日没
スイス / 表現主義周辺・青騎士・抽象表現絵画
  • 色彩と線を使って生み出す「ポリフォニー(多声音楽)絵画」
  • 経歴:スイスのベルン市で音楽教師の父と声楽家の母のもとに生まれたクレーは、音楽の才能にも恵まれましたが、絵の道を志します。象徴主義の画家シュトゥックに指導を受け(1年で退学し)、その後は、ゴッホセザンヌカンディンスキーやマルクらと知り合うと、彼らが立ち上げた「青騎士」展には第2回展から参加し、この頃から光と色彩のフォルムや線描の単純化等の探求が始まります。
     クレーの画業の転機となったのは1914年、北アフリカのチュニジア旅行でした。この旅で大いなる感銘を受けたクレーは鮮やかな色彩に目覚め、作風は一変します。この感動を自身の日記で「色彩が私を永遠に捉えた。私と色彩はひとつになった」と書き綴っています。この旅行以降、表現の幅を広げたクレーは、生涯で1万点以上の絵画、ドローイング、エッチングを残して亡くなりました。クレーの墓石には「この世では、ついに私は理解されない。なぜならいまだ生を享けていないものたちのもとに、死者のもとに、私はいるのだから」という画家の言葉が刻まれています。
  • 理論:作品が生まれる過程として①実物の厳密な模写 ②感じたままに主線を引く ③すべてをはじめの状態へ戻す としています。描かれているモチーフの観察から始まり、そこから徹底して無駄なものを省きシンプルに還元・凝縮をしようとする作業です。
     それらを色彩と自由な線により描いたクレーの絵画は、まるでリズムやハーモニーが聞こえてくるかのような「ポリフォニー(多声音楽)絵画」呼ばれる色調と色彩を重ね合わせた絵画に発展していきます。
  • 代表作品・作品解説
  • 【セネシオ】

    タイトルは、キク科の植物の花「セネシオ」と、老人を意味する「senex」から派生した言葉の意味を持ち合わせています。本作は、複雑な人間の表情をいかにシンプルな要素で描けるか、という試みがなされており、赤い円の目、垂直線の鼻、小さい四角い口で人間の表情と感情の変化を過不足なく表しています。また左右の顔のバランスが崩れていることから、若さから老いへの移行を描いているとも言われています。すなわち、左半分が若さ溢れるエネルギッシュな顔、右半分が落ち着いた雰囲気で描かれた顔であり、実は齢40才を過ぎたクレーの自画像ではないかという説もあります。
    (参考文献:「世界の名画」の謎を楽しむ本
作品 Pick Up
※画像はクリックで拡大します
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さえずり機械
(1922年)

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金魚
(1925年)

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花の神話
(1918年)

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R荘
(1919年)

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パルナッソスへ
(1932年)

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死と火
(あるいは死と炎)
(1940年)

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大通りとわき道
(1929年)

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猫と鳥
(1928年)


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