ウォーターハウス(J.W.Waterhouse)の代表作品・経歴・解説

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シャロットの女(シャロット姫)

(1888年) 油彩・カンヴァス 153×200cm

ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス(John William Waterhouse)
1849年4月6日生 - 1917年2月10日没
イギリス / ヴィクトリア朝
  • 神話や物語の中に生きた画家、ウォーターハウス
  • モチーフ:正確な時代考証に基づき、神話や文学作品に登場する女性を題材とした物語性の高い絵が大半を占めています。当時ミレイによって結成されたラファエル前派の影響を色濃く受けているからといえます(ラファエル前派と行動をともにしていたわけではないようです)
  • 作風:派手な光の演出や、大胆な構図の使用はなく、キャンヴァスの中にいる女性達も静かに 佇んでいます。しかし、風のにおい、波の音、冷たい草木の感触、女性のため息をも感じられる、徹底した詩情 溢れる画面作りと丁寧な描写によって、鑑賞者はあたかもウォーターハウスとともに、この物語の1場面に出く わしたような錯覚に陥ることでしょう
  • 代表作品・作品解説
  • 【シャロットの女(シャロット姫)】

    画家の名前は知らなくても、 この作品は観たことがある方もいるかもしれません。ウォーターハウスの代表作「シャロットの女」です。こち らは19世紀の詩人アルフレッド・テニスンを元として描いた作品です。同モチーフの作品をさらに3枚ほど残し ています
  • 【オフィーリア】

    ウォーターハウスも多大な影響を受けたラファエル前派の間で好まれていた題材が「オフィーリア」でした。ハ ムレットに登場し、度重なる悲しみのあまり、狂気にとりつかれ、花を摘みながらき川で死んでしまう悲劇の女 性です。
  • 【エコーとナルキッソス】

    ギリシャ神話に登場する人々。ナルキッソスは川に映る自分の顔に恋をして死んでしまう少年で「ナルシスト」 の語源でもあり、そのナルキッソスに恋をしているのが画面左に佇むニンフ(妖精)のエコー。恋する乙女が控 えめにこっそり好きな人を見ている様子がとても自然で美しいです
  • 【オデュッセウスとセイレーン】

    セイレーンとは、半身女性で、半身が鳥(魚)の生き物で、美しい歌声で船乗りを惑わし船を難破させる、ギリ シャ神話の怪物です。オデュッセウスはそのことを知っていたため、船の乗組員に耳栓をつけさせ、自身はマス トに縛りつけることとします。セイレーンの歌声が聞こえるとオデュッセウスは暴れだしましたが、船員達は必 死に漕ぎ続け無事にその海域を抜けることができた、というお話を描いています。
  • 【聖女セシリア】

    ローマ時代にもっとも尊ばれた殉教者の一人で、伝説によると神を賛美するのに楽器を奏でながら歌ったと言い 伝えられており音楽家と盲人の守護聖人とされ「聖カエキリア」とも呼ばれています。この作品は1895年のロイ ヤルアカデミーで展示される際、詩人アルフレッド・テニスンの言葉「眠る聖セシリア:城壁に囲まれた海沿い の町で、金箔のパイプオルガンとともに」が添えらました

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  • 作品 Pick Up
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    「眠り」と異母兄弟の「死」(ヒュプノスとタナトス)
    (1874年)

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    オフィーリア
    (1910年)

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    アポロンとダフネ
    (1908年)

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    プシュケ
    (1903年)

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    エコーとナルキッソス
    (1903年代)

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    オデュッセウスとセイレーン
    (1891年)

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    ヒュラスとニンフたち
    (1896年)

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    The Soul of the Rose
    (1908年)

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    ボレアス
    (1903年位)

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    聖セシリア
    (1895年)


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