ムリーリョ(Murillo)の代表作品・経歴・解説

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スルトの無原罪の御宿り

(1678年) 油彩・カンヴァス 274×190cm プラド美術館/マドリッド

バルトロメ・エステバン・ムリーリョ(Bartolome Esteban Perez Murillo)
1617年12月31日生 - 1682年4月3日没
スペイン / バロック期
  • スペイン「黄金の世紀」を代表する画家。愛らしい聖母子像で有名
  • 位置づけ:スペインの重要な画家のひとりとして挙げられるムリーリョは、代表作「無原罪の御宿り」のような聖母子像等の宗教画で非常に高名であるとともに、路上の貧しい子どもや貧しい花売りの少女らを主題とした風俗画でも優れた作品を多く残しています。特に故郷であるセビーリャを中心に人気を獲得していたムリーリョの作品は、多数模写・版画化されており、セビーリャ派の指導的立場でもありました。
  • 作風:画面全体が薄もやに覆われたような夢幻的な作風は、スティロ・バポローソ(薄もやの様式)と呼ばれ、後期から晩年の作品に多く見られます。愛らしい天使や夢見る乙女のようなマリア像は、次の時代であるロココ様式を先取りしているとも言われています。
  • 代表作品・作品解説
  • 【スルトの無原罪の御宿り】

    繰り返し同テーマの作品を描いたムリーリョの代名詞ともいえる作品。「無原罪の御宿り」とは、キリストが精霊によって処女マリアの胎内に宿って現在を免れたように、マリア自身も天から下降し母アンナの胎内に情欲の交わりなしに宿ったため、潔白な存在であるとするキリスト教の教義ものです。この荘厳な場面を、多数のかわいらしい天使に囲まれた、夢見る愛らしい乙女としてマリアを描いています。
作品 Pick Up
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無原罪の御宿り(エル・エスコリアルの)
(1660-65年)

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蚤をとる少年
(1645-50年)

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ロザリオの聖母子
(1650-55年)

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受胎告知
(1655-60年)

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幼児キリストと聖ヨハネ
(1670年)

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自画像
(1670-73年)

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窓辺の2人の女
(1655-60年)


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