レジェ(フェルナン・レジェ,Fernand Leger)の代表作品・経歴・解説

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フェルナン・レジェ(Fernand Leger)
1881年2月4日生-1955年8月17日没
フランス / キュビスム・オルフィスム
  • 色と曲線のキュビスム――チュビスムの画家
  • 経歴・生涯:絵を始めた最初期は印象派風の作品を描いていたものの、1907年のセザンヌの回顧展に衝撃を受け、当時の前衛芸術であったキュビスムに参加。1910年頃に、フランシス・ピカビア、ジャン・メッツァンジェらが参加していた前衛画家グループ「ピュトー派(ピュトー・グループ)」に加わり、キュビスムが軽視していた色彩を復活させるなど、キュビスムの運動をより発展させようとしました。レジェはこうした当時の前衛的な美術運動に参加しつつ、キュビスムとも抽象絵画とも異なった独自の様式を確立していきます。
  • 理論・作風・モチーフ:セザンヌから多大なる影響を受けていた時期は、セザンヌの言葉である「自然を円錐、円筒、球として捉える」を明快に実践し人物を円筒に描いたため「キュビスム」をもじって「チュビスム」と揶揄されたこともありました。ピカソやブラックらのキュビスムで失われていた色彩を復活させ、色のコントラストによるキュビスムを研究してたレジェは、最終的にはキュビスムの運動から離れて、太い輪郭線と単純なフォルム、明快な色彩で構成される簡潔で明快な芸術を目指しました。
     モチーフとして、自然風景よりも、機械化された現代文明の風景を好んでおり、人間もロボットのように単純化して描いています。

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ブラック(ジョルジュ・ブラック,Georges Braque)の代表作品・経歴・解説

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ジョルジュ・ブラック(Georges Braque)
1882年5月13日生 - 1963年8月31日没
フランス / キュビスム
  • ピカソと共にキュビスムを生んだ画家
  • 経歴と作風:初期はマティスの影響を受けてフォーヴィスム的な絵画を描いていたブラックは、ピカソのアトリエで制作中の「アヴィニョンの娘たち」を見て衝撃を受けます。ピカソとはその後共同でキュビスムの研究と制作を行いますが、ピカソがアフリカ芸術からの影響を多大に受けていることに対し、ブラックはセザンヌに影響を受けており、初期はセザンヌ的な「レスタックの風景」等の風景画を描きました。それまでの1点透視を否定した革新的な絵画は世界中で熱狂的に迎え入れられ、難解な分析的キュビスムに発展していくと、1912年頃からは、後のコラージュやパピエ・コレに通ずる作品の制作も始めます。
     ピカソとブラック、2人の作品はサインを見なければどちらの作品かわからないほど似たものとなりましたが、第一次世界大戦以降、長らく続いていた共同制作が途絶えると、具象的な落ち着いた静物画や室内画を制作するようになります。それら最晩年の作品を観たジャコメッティは「彼のすべての苦闘と共に今日の芸術の最先端部に位置するもの」と表現しています。

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パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)の代表作品・経歴・解説

パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)
1881年10月25日生 1973年4月8日没
スペイン / 20世紀美術・キュビスム
  • スタイルを変え続けた美術界の冒険者
  • 位置づけ:20世紀を代表する画家として、広くその名を轟かせているピカソは、その絵画のスタイルをめまぐるしく変化させ、新しい表現の形を産み出し続けてきた、好奇心旺盛な美の冒険者といえるでしょう。生涯におよそ13,500点の油絵と素描、100,000点の版画、34,000点の挿絵、300点の彫刻と陶器を制作し、最も多作な美術家であると『ギネスブック』に記されています。
  • 表現:画面を深い青色で描く叙情的表現の「青の時代」、明るい色彩を用いた「ばら色の時代」、セザンヌから影響を濃く受けた「キュビスムの時代」、彫像のような重量感を持った母子像等が制作された「新古典主義の時代」など、カテゴライスするのが困難なほど、様々な作風で描いています。「画家にとって最悪の敵はスタイル」という言葉残しているピカソは、スタイルを大きく変化させるときに、たいていは愛する女性の変化も関わっていたといわれています。
  • 代表作品・作品解説
  • 【アヴィニョンの娘たち】

    娼窟を描いた本作は、娼婦宿のあるスペインのアヴィニョー通りからタイトルがつけられました。セザンヌの影響により、物事をいったん解体し、複数の視点から再構成し直すという、明暗法や遠近法といった絵画における約束事・常識を覆した本作は、現在では、キュビスム、ひいては現代美術の出発点と最重要視されていますが、発表当初は「ピカソは狂っている!」といわれてしまいました。

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